下の図は、各国の住宅総投資額と新築と改修(リノベーション)の割合を比較したものである。
黒くメッシュが塗られている部分が改修(リノベーション)の割合を示している。
この表が示してくれているように新築投資額は改修の8倍ほどもある。
私だって、新築がいい。・・・・しかし、本当に?何故?
日本には、たくさんの中古物件が余っている。そして、これからは、日本の人口は減少していく。新築には、土地を傷つけ、環境に大きな影響を与える行為が伴う。
これらのことを踏まえれば、中古物件を改修(リノベーション)する選択が誰が考えても正しい選択である。
がしかし、・・・・何故か庭のある緑豊かな家が欲しいという私の欲望もある。
住宅はある意味、人間の欲望の鏡でもあると思う。あれも欲しいし、これも欲しい。
新築であれ、改修であれ、その家が未来の住み手にとっても欲しいものが備わっていれば、その家の資産価値が増し、建て替えされることなく100年建ち続ける家ができてくるのではないだろうか?
なんとなく、これからは、「他人が欲するもの」をつくることが求められるような気がする。
ヨーロッパの風景は、何故美しいのだろうか。
何故、江戸時代までは、日本の風景は美しかったのだろうか。
自分の子供たちに何を残してあげられるのだろうか
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