風力発電。一般的には進歩した技術の言葉として理解していると思う。ところが、そんな進んだ技術を貧困国の少年が作ってしまった。
「人間がつくったものであれば、自分でもつくれないはずがない。」
そう考えて、独学で物理や化学を学んだ14歳の少年(ウィリアム・カムクワンバ)がアフリカ大陸最貧国のマラウイで、ゴミ捨て場の廃品類を集めて「電気を起こす風車」を作ったのである。
その実行力には、考えさせられるところが多い。そして、さらに写真のような風車がなんと美しいことだろう。
彼は、美しく創ろうなんて、おそらく微塵も考えていない。なのに、風景になじんだとても美しい風車だ。
ここには、美の本質があるように思う。美を求めて物を「買う」という行為では、本当の美を得ることはできない。そんなことを改めて感じました。
http://diamond.jp/articles/-/10864
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